roja music

音楽の話とライブの記録。

 椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜

さいたまスーパーアリーナ


01 ハツコイ娼女
02 シドと白昼夢
03 ここでキスして。
04 本能
05 ギャンブル

06 ギブス
07 闇に降る雨
08 すべりだい
09 浴室
10 錯乱
11 罪と罰
12 歌舞伎町の女王
13 ブラックアウト

14 STEM
15 この世の限り (+椎名純平)
16 オニオンソング (+椎名純平)
17 夢のあと
18 積木遊び
19 御祭騒ぎ
20 カリソメ乙女


>EN1
01 正しい街
02 幸福論 -悦楽編-


>EN2
03 みかんの皮
04 新曲(旅行?)
05 丸の内サディスティック(エンドロール)

セトリお借りしました。
2日連続で、林檎さんライブ。
久々のソロライブで、私は林檎さんのことはずーっと好きだったのですが、ライブに行き始めたのは、事変になった直後からだったので、ちゃんとした林檎さんのライブって初めてだったんです。で、改めて思ったのが、「私、やっぱり林檎さんの作る唄が好きだ」ということ。事変の娯楽は一つのアルバムとしてはそれこそバラエティに富んだ、素晴らしい楽曲が詰まったアルバムだったと思うのですが、どうも私にとっては馴染まなくて。好きな曲はあるものの、林檎さん関係の中で一番再生数が少ないアルバムになってしまったのでした。そんな事があっての今回の林檎曲のみのライブで、改めて「林檎曲が好きだ!」と思ってしまったんですよね。林檎さんのパフォーマンスだとか、歌とか、声とか、本人そのものもすごく魅力的なんだけど、やっぱ曲だわ。曲が好きなんだ。と思った素敵なライブでした。10周年記念ライブらしく、シングルいっぱいやってましたね!ライブで初めて聴く曲もあって、すごくうれしかった!本当はもっとカップリング曲やるかと思ったのですが・・・すべりだいだけでしたね。
今年のエゾのパフォーマンスで、林檎ソロのライブの感想で「無罪の時のようなのはもうできないのか」とか、「凶暴性がない」とかいう感想を目にして、年相応のパフォーマンスがあるんだから、昔の若い頃の衝動的なライブなんてもう出来ないだろと、いささかそんななんちゃって批評家に不満をいだいていたのですが、今回のライブの”浴室”のパフォーマンスは、そんな衝動的、凶暴性を求る人には満足できたのではないかと思う。あれこそ、年相応の凶暴性のパフォーマンスだったのではなかろうかと。人によっては嫌悪感を抱きそうだけどね。
林檎さんの10周年の足跡を感じながら、やっぱり林檎さんが好きだーと思えた、素敵なライブでした。
御子息の語りがとってもかわいらしかったです。