roja music

音楽の話とライブの記録。

Countdown to 37 〜37,I'm on the way!!〜

下北沢SHELTER

01. アメニウタエバ
02. ダーティーな世界(Put your head)
03. それではみなさん良い旅を!
04. ギルティーは罪な奴
05. ドーナツに死す
06. ハートのキング
07. 虹
08. ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
09. 黒にそめろ
10. ロックンロールと五人の囚人
11. テキーラテキーラ
12. 無題
13. ボーナス・トラック
14. ヒサシ. カリメロ
15. MR.アメリカ
<アンコール>
16. 髭よさらば
17. ブラッディ・マリー、気をつけろ!
18. 下衆爆弾
<ダブルアンコール>
19. ダンケシェーン オブリガード
引用:http://natalie.mu/music/news/111032

先に箱を押さえた後に、フィリポの脱退が決まり、フィリポのラストライブは下北沢のシェルターとなった。ラストライブなのにこんな小さな箱なんて果たして取れるのか、という事もあったのだけど、先行販売がなかったおかげで、ローソン店頭で無事GET出来て、ラストライブに立ち会う事が出来ました。髭に出会うと、最初に目につくのはダブルドラムであること、そしてその片割れの一人が、三つ編みで髭のフィリポではなかっただろうか。私は密かに、髭ってこの人の事?と思っていた。それくらい自分の中では、髭の怪しさに一役買っていたキャラクターだった。ただ、髭を深く知っていくと、実はコテイスイがかなり気難しそうな感じで、フィリポは人当たりが良く、フィリポの存在で空気がポップな感じになっていたんじゃないかなと思ったりしていた。
いつぞやのライジングサンでサインをしてもらった時は、フィリポが一番感じが良かった(笑)
そんなフィリポが突然の脱退。突然とはいえ、必然だったのかもしれない。なぜなら、いつしか髭はツインドラムのフィリポメイン、コテイスイ飛び道具から、トリプルドラムの佐藤謙介くんメイン、フィリポサブ、コテイスイ飛び道具になっていたからだ。若い佐藤くんに役を奪われたフィリポ。確かに佐藤くんのドラムが一番上手く力強かった。だけど、このいびつなトリプルの状態は明らかに異常だった。髭に居続けると自分の役目がどんどんなくなるとフィリポは思ったんじゃないだろうか。もっとドラムが叩きたかったんだろうと思う。その選択はとても自然な物だ。でも、14年も連れ添ったメンバーがやめるというのは、やはり悲しい物だ。でも、涙はいっさいなかった。フィリポは悲壮感なく、終始笑顔だった。

セットリストを引用した記事のレポートにもあるが、ライブは当初は問題なく進んだ物の、フィリポが用意したセットリストで、虹でみんなで歌うという試みが予想以上に上手く終わってしまい、なんと1時間半くらいで終わってしまった。フィリポが書いてきた原稿を読んで、フィナーレ、、あれれあれ、もうセットリスト、終わり?みたいな。どうするんだろうという空気の中から、ここからは全部アドリブでーす!ということで、フィリポチョイスの好きな曲を。本当に最後までハチャメチャだ(笑)

白い薔薇が白い薔薇であるようにフィリポはいつまでもフィリポでいてください、という須藤さんの贈る言葉がとても素敵だった。そして薔薇を渡した。フィリポは俺の忘れ形見。俺の青い春。俺の友達。

フィリポは笑顔で、髭を去った。
フィリポ、14年間。ありがとう。
終演後は、舞台からおりて、須藤さんとともに、ファンサービス。須藤さん優しいなー。直接誕生日おめでとうって言えて良かった。