roja music

音楽の話とライブの記録。

 NICO Touches the Walls TOUR 2009〜2010「& Auroras」

Zepp Tokyo

Aurora
ホログラム
image training
夜の果て
風人
anytime, anywhere
Lonesome Ghost
レオ
そのTAXI,160km/h

錆びてきた
泥んこドビー
N極とN極

B.C.G
THE BUNGY
トマト
かけら -総べての想いたちへ-


>EN
有言不実行成仏
ビッグフット
ブロークン

アルバムレコ発ツアーとしては、綺麗に織り交ぜられているセトリで気に入りました。ダレとかもなく、緩急もばっちり。個人的な欲求を言えば、エトランジェ聴きたい、とか武家諸法度聴きたい、とかもっと昔の歌歌ってくれ、とか色々ありますけれども。まぁそれはそれとして。ニコのライブとしては、なかなか初の試みが多くて面白いライブでした。
まず、ライブの始まりとともに、スクリーンに映し出されるメッセージ。
「Hello
How are you?
wellcome
夢を見よう 夢を叶えよう
僕らと一緒に夢を叶えよう」
とのメッセージ。(もう一行くらいあったかな)
夜の果ての青い照明の中みっちゃんだけが冒頭ギターソロで赤く照らされているのがとてもかっこよくて良かったなぁ。
Lonesome Ghostとレオでは映像つき。Lonesome Ghostは写真を色々組み合わせたようなイメージ映像で、レオは、文字が黒く染まり、はじけていくような映像。レオの映像はなかなか面白かった。レオは演奏自体もめちゃくちゃかっこよかったです。たまらん。
錆びてきたでは、曲が一番盛り上がるところで、特効。すごい。弾けました。本当に予想してなくて悲鳴を少しあげてしまいました(笑)

MCでは、Teensの話。ゼップは、Teens関東大会以来という事で、かなり感慨深げでした。
taxiはその当時、歌詞が決まっておらず、ふにゃふにゃ歌っており、前日に徹夜で「そのtaxiはもうスピードで」というフレーズだけ決まって、とりあえずそれだけ歌ってればいーだろみたいな感じでやったら、審査員の人が「ボーカルは、メッセンジャーだから。歌詞はきちんと伝わるようにしてください。マイクとか持ったりしたらこもっちゃうから駄目です」というようなありがたいお話があったそうで、「これは俺達終わった」とみっちゃんと対馬さんは話していたそうなんですが、なぜかその日優勝したニコ。「あの話はなんだったんだ!ってね(笑)Teensの話は、語りだすと長いみたいです(笑)

波の前に、みっちゃんが思い出話。「これは失恋ソングですよ。僕も数々体験しました。中学1年の時、初めてお付き合いした人と、堤防でですね、名札を交換しまして。(みっちゃんの中学ではお付き合いすると、名札をくっつけあう、というのが通例らしい。)でも悲しい事に、一週間後「はい、名札!」と返されまして。ふられたわけですね。」名札くっつけ合うとか、中学生可愛いな!この時、対馬さんは口で「ざざーん」と言い、古くんはギターで煽ってました(笑)アコギでの柔らかい波、すごく良かった。スタンダードな曲だけど、ここまで聴かせてくれるのは、凄く良い事だし、これぐらいシンプルな方が好みだなぁ。

私の斜め前ににいた女の子が、トマトでひとしきり泣いていた。もしかしたら、あの人の事を想って泣いているのかもしれない。と思ったらやりきれなかった。
「何故こんなに命は儚い」
駄目だ、まだ時間が足りないな。自分も、きっと色んな人も。

最近のニコを見ていると、色々思う事もあるけれど、それはまた今度にして。今日はライブを見れる幸せをただ噛みしめていた、そんな一日でした。